カートをみる 会員様ログイン お問い合せ
RSS

注目のキーワード: セール開催中 北欧食器




憧れが生んだボーンチャイナ

日曜ということもあり、今日も多くのお客様に遊びに来ていただぇて大変うれしく思っています。
本当にありがとうございます。

先日、陶磁器とは?というご質問がありましたので、せっかくの機会ですので今日はそのあたり少しだけですが書いてみようと思いました。

陶磁器とは陶器とは異なります。
現在、皆様がご家庭で使っておられる食器のほとんどは陶磁器だと思います。

陶器と陶磁器の違いは素材です。

陶器は原材料が粘土で日本国内での生産量も多く、日本の〇〇焼きというのは大体が陶器です。

一方、陶磁器はボーンチャイナと呼ばれ、骨粉が混ぜられています。

18世紀のイギリスでは中国の白い磁器に憧れがあり、何とか真似しようと試行錯誤したそうです。
しかし、中国のような良質な粘土がなく、そこで陶工のトーマス・フライが牛の骨の灰を混ぜたそうです。

面白いのは狙って混ぜたのではなく、苦し紛れ?で混ぜてみたら驚くほど透き通るような白さと強度が実現できたそうですよw

もともとは代用品としての苦肉の策でしたが、今や世界中で愛される最高級ブランドの証になってしまったのです♪

というわけで偶然の産物のような形で陶磁器が生まれ、今日では日本でもいたるところで活躍することになったんですね!

ですから皆さんが使っている食器にBone Chinaと記されていたらトーマス・フライを思い出してあげてくださいね☆

私たちの周りには本当にたくさんの物があり、物に囲まれた生活をしていますが、その中には偶然生まれたモノが結構あるのかもしれませんね。
そして失敗や成功を何度も繰り返しながら今後も素晴らしい発明がなされていくのだと思います。


Vol. 696 憧れが生んだボーンチャイナ

1セット5枚の文化

本日も当店に遊びに来てくださった皆様、本当にありがとうございます。
おかげさまで本日も楽しく過ごさせていただいております♪

先日、久しぶりに和食器を見てきました。

皆さんは知っていますでしょうか?
和食器は大体5個で1つのセットになっていることが多いです。
海外の洋食器は6個で1セットになってます。

なぜ5枚一組なのかは諸説あるようですが、有力なのは割り切れない数字である奇数であり、4が不吉な数字であったため5になった説です!
それに加えて、当時の日本の標準的な家族構成において、5枚というのは非常に理にかなった数字だったそうですよ♪

家族4人+来客1人
夫婦2人+子供1人+祖父母2人 こんな感じでしょうか!

このような理由で5枚5客1セットになってことが分かると面白いですよね☆

ちなみの海外は12を基準とするダースの12進法の文化だから6なんです。
12は2、3、4、6で割り切れるため、偶数で揃えるのが合理的だと考えられていて日本とは真逆ですねw

最近では時代とライフスタイルの変化に合わせて、ペアや1枚単位での販売も増えていますが、贈答品や引き出物などで今も5枚セットが主流なのは、こうした縁起を担ぐ名残というわけです。
その国の文化や国民性がこんなささやかな部分にも良く表れているということなんですね♪


Vol. 695 1セット5枚の文化

裏返しのカトラリー

少し暖かくなり選挙も終わり落ち着いた日々に戻ってきました。
そして本日も多くのお客様にご来店いただき心よりお礼申し上げます。
いつもありがとうございます。

今日は日常で見たカトラリーのお話なのですが、
先日行きました飲食店で久しぶりにカトラリーを伏せて並べているお店に出会いました。
これは結構珍しいのですが決して間違いではないんです。

一般的にレストランやホテルなどで洋コースなどのお食事をされたことがある方ならカトラリーはオープンに並べられている光景を見たことがあると思います。
一般的にはほぼ、どこのお店でもそうなっているはずです。

しかし、実は昔のフランスではカトラリーは伏せて並べらていました。
これは昔の貴族は、カトラリーの持ち手の裏側に自分の家の紋章を刻んでいたんですよ。
それを客間に見せるために、あえて裏返してセッティングしたのが始まりなんです。

でもいつしかそれだとカトラリーが取りにくいよねwという事だと思います。
いまでは上向きに置かれているわけですよね♪

また、当然ながら家の紋章が刻印されなくなったのも大きいですね。

私が行ったお店がそれを意識していたかどうかは分からないのですが、カトラリーの並びを見てそう考えてしまうことが職業病ですw
ちなみに、イギリス式は「上向き」が基本でお国柄の違いが出る面白いポイントでもあります。

昔からあるテーブルマナーやしきたりなど、現代では通用しなくなっているものも多々ありますが、当時と文化が変わってきている証拠ですね。
多様性やグローバリズムなど色々ありますが、素敵な歴史や伝統は残していきたいなと思う次第です☆


Vol.694 裏返しのカトラリー

ヴィンテージ食器のインフレ

2026年に入り、昨年に比べ多くのお客様がいらっしゃってくださっています。
理由は分からないのですが、本当に感謝しかありません。
遊びに来てくださった皆様心からお礼申し上げます。

さて今日は、世間でも言われている物価高。
じつはヴィンテージ品でも値上がりはよく見られます。

ただこれに関しては円安など世間で言われている要素ではなく、今に始まったことではなく昔からです。
また、全てが値上がりしているわけではなく特定のシリーズや作品です。

最も分かりやすいのは人気なのに廃盤になってしまった作品。
これは北欧食器ににすごく多く、あっという間に高騰してしまいます。
じつは売る側としても仕入れできなくなり販売できなくなるので悲しくなっちゃうやつですw

その他にも、コロナ以降に家での食事を豊かにしたいという欲求が大きくなっているようです。
これはタイムパフォーマンスから心の満足度への変化であり、効率重視の生活の反動で、あえて手間のかかる『古いもの』を楽しむことが贅沢と思う方が増えたそうですよ。

また、食器は割れ物です。
日常使いされるほど市場に出回るコンディションの良いものは年々減り続けていますし、倉庫に眠っていた未使用品も近年のブームでほぼ市場に出し尽くされた感があります。
なのでモノによっては年々少しずつインフレしていくかもしれませんね。

と、ここまでヴィンテージ食器のインフレについて書きましたが、じつは逆に値段が暴落しているものも結構あります。
フリマやオークションなど購入ルートも幅広くなり投げ売りのような感じで値段が暴落している作品も多いです。
ただし、この辺りはコンディションが酷かったり記載のなかった欠けがあったりなど当たり外れが大きく運要素も強く出ます。

食器は消耗品なのでいずれはボロボロになっていくものでしょうが、個人的には少し高くても綺麗なものを買って長く大切に使いたいという思いがあります。

最後に近年値が上がってきたものに関してですが
1つはミッドセンッチュリー系でファイヤーキング(Fire-King)やパイレックスなどの1950〜70年代のポップなデザインが若年層にも支持され、日常使いしやすいモデルの価格が底上げされています。

2つ目は北欧ヴィンテージでアラビア(ARABIA)やイッタラ。特にルスカなどの定番かつ生産終了モデルは、サステナブルな意識の高まりと共に再評価が止まりません。
最近ではアラビアのルノが当時の数倍の値段になってます。

3つ目は昭和レトロ・骨董の和食器です。
アデリアのプリントグラスや、明治・大正期の印判皿。かつては安価だった「雑器」が、その唯一無二の風合いから「民藝的価値」を見出されています。

昨今ではヴィンテージ品は単なる中古品という枠を超えて、いまや実用資産としての側面が強まっているのが現状です。
私も好きで色々集めていますが、皆様ももしお手元にヴィンテージやアンティーク作品があれば大切に愛用していただけますと大きな資産になると思置いますよ☆


Vol. 693 ヴィンテージ食器のインフレ

器を育てる

世間では選挙で騒々しい毎日ですが、そんな中で静かにコーヒーを飲んでますw
今日もたくさんのお客様に遊びに来ていただいて本当に感謝申し上げます。

いつか販売したいと思いつつ在庫だけが溜まっていくファイヤーキングのマグカップ♪
今日は年も変わったという事で整理、棚卸していました。

久しぶりにファイヤーキング触りましたけどズッシリして厚みもあってやっぱりステキですね!
ファイヤーキングジェダイという翡翠色のマグカップがあるのですが、この独特の色味。

諸説あるのですが、戦時中に着色料が不足していたため、別の製造工程で出た廃ガラスを混ぜて作ったところ、あの美しいミルクグリーンになったと言われています。

偶然の産物なのですが、それが今では世界中で愛されるアイコンになっていたりします。

アンティークやヴィンテージ作品というのは、当時のどうしようもない状況や、厳しい環境などが反映されている作品が多く、私としてはそれが好きなんです♪

現代だったら絶対やらないような実用性のないデザインや謎めいた柄や色。
当時の技術や文化を色濃く反映しているものが多くて好きなんです。

オールドノリタケのふざけているとしか思えないデザインなんかも大好きです☆

古い作品が好きなコレクターさん達はきっとこういうところに魅力を感じているんだろうなと思っていますし、そういう謎的な部分を解説していきたいなと思いますね!

前回貫入についても書きましたが、
普通の人が避けがちな貫入もヴィンテージ好きの間では、使い込むうちにこの筋に色が染み込み味わいが増していくことを喜んだりしてるみたいですよw
俗に『器を育てる』なんてカッコよく表現されてたりするんです。

とにかく奥深いアンティークの世界。
私自身まだまだ知らないことだらけですが、逆にまだまだ楽しめそうだ!なんて思った次第です♪


Vol. 692 器を育てる

ヴィンテージの特徴

今日ここ北陸地方では大雪警報が出て雪が降り続いています。
寒いけど静かでどこか美しい雪景色に癒されつつ書いています。

先日、アンティークやヴィンテージの特徴を書きました。
じつはもう少しあるので、もう少しだけ続きを簡単に書かせていただきますね♪

前回は最も特徴的な貫入と支え跡について触れましたが、他にもヴィンテージ品に多い特徴としてスポットがあります。
スポットは焼成時にできる細かい凹凸になります。
これも結構見受けられ作品はありますが、人為的な傷等ではないので価値とし下げるようなものではないです。
なのであまり気になさらないのがいいですね!

また、たまに顔料の付着や焼きシミ、釉薬のはげなどもあります。
これらは結構珍しく裏側であれば特に気にならないはずですし、大体裏側の目立たない部分にありますw
あくまでも主観ですが、販売する側としては記載はするものの、多分アウトレットになったり値段を下げたりとかはしないと思います。

こういった製造時の過程が原因で起こるものに関しては良く言えば味わいだと思っています。
現代の機械で作られた食器には絶対にありえない事ですし、逆に手作業で作られた窯の歴史と伝統を感じられるからです。
ですので私としてはお客様にお出ししたヴィンテージ食器にこれらの特徴が見られたとしても、逆に教えてあげるくらいがいいんじゃないかと思っています。

つらつらと色々と書きましたが、結局は職人の手仕事で製作されているものがほとんどで均一性がないのが現実です。
すごくポジティブに表せば世界で1つだけの作品を楽しむなんて言い方はできるかもしれませんね☆

そもそもヴィンテージ品やアンティーク品を選ぶという事は長い歴史を持つ作品の希少性であったり風合いであったり。
当時の職人さんたちの心のこもった熟練の技を楽しむものだと理解しています。


Vol. 691 ヴィンテージの特徴

支柱跡と貫入

本日もたくさんのお客様に足を運んでいただき誠にありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

今日は過去に何度も書かせていただいているヴィンテージの特徴について改めて書きますね♪
とても大事なことですので、できれば年に1回はこのテーマで繰り返し書き続けたいなと思っています。

そもそもヴィンテージとは20~100年前の作品で、その当時の技術やデザイン、また希少性などの付加価値が認めらている作品を指します。
そして、そのように年数を経過していること陶磁器ですとか、当時の窯の技術に関連して様々な特徴がみられます。

質問も多いのですが、まずは支柱跡ですね!
これは窯で焼成する際に重ね焼きという手法を行うと重ねられた一枚一枚の間に支柱を挟みます。
そのためその部分に釉薬がかからないため凹みができます。
アラビア系の北欧食器に多いです。裏側に三角形に3点のくぼみが見られるのはそのためです。
よく傷などと勘違いされる方もいらっしゃいますが安心してくださいね。

次は貫入です。
貫入とは表面にヒビのようなラインが入ってしまう事です。
これには直接貫入と経年貫入があるのですが、直接貫入は焼成後に素材と釉薬の収縮率に差があるため起こる現象です。
ただし、直接貫入は意図的にデザインとしての物が多い気がします。
ほとんどの場合は経年貫入ですね!

経年貫入は同じように収縮率の差で起こるのですが、年月が経過してから発生するものです。
上記でも書きましたが、ほとんどの西洋食器に見られる貫入はこちらのタイプで、数十年の時間の中で可視化されてしまったものです。

貫入は見えない方がいいという意見は当然ですよね。
ただ、経年貫入はほぼ全ての食器に存在していて見えていないだけです。
ですので、皆様が使っている食器にある日突然貫入が現れることもあるという事です。

大切なのは貫入は傷やヒビではないということですね。

なので使用上は全く問題ないですし、場合によってはいい味を出してくれることもあります。

今日は質問の多い特徴2点について書きましたが、知っていれば見え方や感じ方も変わります。
これらを頭の片隅に置いていただきヴィンテージやアンティークをもっと楽しいんでいただければと思う次第です。


Vol. 690 支柱跡と貫入

2つアンティークランプ

本日もFloral Essenに足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

今日は個人的にハマっている冬のランプについて少し書きますね♪

冬と言えば夜が長く、アンティークのランプがより一層美しくなる季節ですね。
そこで素敵な空間を彩るランプと言えば真鍮のテーブルランプ☆

洋風なこともあって、日本人の目には全部オシャレに見えて仕方ないですw
独特の黄色みがかった温かい反射光が本当に素敵です。

そして何といっても魅力は人の手で触れられることで色が深く変化していくエイジング(経年変化)です。

新品の時は明るい金色ですが、次第に落ち着いた「古美色(アンティーク・ブロンズ)」へと変わっていきます。
よく触れるスイッチ部分などは明るく残り、それ以外は渋くくすむといった、持ち主の生活スタイルがそのまま「味」として刻まれます。
また、点灯していない昼間でも自然光を優しく跳ね返し、オブジェのような存在感を放ちますよ♪

そしてもう1つがバンカーズランプです・

映画などでもよく登場するランプで、レトロな照明という枠を超えた、実用性と歴史に裏打ちされた機能美が魅力!
バンカーズランプはエメラルドグリーンのガラスのシェードが特徴ですが、
緑色は20世紀初頭の頃には目を休め、精神を落ち着かせる色と信じられていたそうです。
なのでバンカーが仕事で細かい数字を長時間追うため使われていたランプ。それが名前の由来なんです。

シェードの内側は白いガラスの2層構造になっているものが多く、手元は明るく照らしつつ目に入る直接的な光を和らげる工夫が施されています。

重厚な真鍮のゴールドと透明感のあるグリーンの組み合わせは、空間に知的な雰囲気と重厚感をもたらしてくれます。
冬の夜、木製のデスクなどには相性は抜群です☆

最近は日本でも洋風の家が多いのですごくマッチしそうです♪

最近気になっている2つのランプを紹介しました。
これらは、100年以上経った今もほとんど変わっていません。

モダンなインテリアのアクセントとしても上品で、時代に流されない普遍的な美しさがあるからこそアンティークとしても不動の高い人気を誇っているのだと思います。

新しいものというのはそれだけで素晴らしいですが、古くとも歴史や年月を経ても変わらない美しさというものもあり、またそういった財産は現在を生きる私たちがもう100年受け継いでいきたいなと思う次第です。


Vol. 689 2つアンティークランプ

2025年最も売れたもの

連休明け、全国各地で雪の予報で、ここ北陸でも雪が降り続いています。
雪が降ると音を遮断する効果があるのかとても静かな世界が広がり少し寂しくもあります。

そんな中、本日も年初めから多くのお客様にお買い物いただき心より感謝申し上げます。

今日は昨年最も売れたカップ当店調べを書こうと思います。

ちなみに毎年、一番売れる商品というのは変わります。
人気があるというのはあると思いますが、それ以上にたまたま今年はよく売れたという要素の方が高いです。

ちなみに2025年はウェッジウッド(Wedgwood)ユーランダーブルーのコーヒーカップで17客でした。
少ないと思われるかもしれませんが、これだけ商品がある中で1つの商品が17客というのはかなり多いです。

あと、2025年は例年少なめのヘレンド(Herend)が多くて驚きでした。
基本はウェッジウッドが断トツで、次に北欧系の作品が多いのですが、昨年は在庫切れが多かった北欧食器よりもヘレンドでした♪

昨年のデータを見ていますと、こういう小さいお店だとお客様のことを覚えていることも多く色んな思い出が掘り起こされます。
そういう意味ではとても幸せですね☆

2026年はどんな作品が売れるのだろう…どんなお客様が買われるのだろうとそんな事を考えつつパソコンとにらめっこしていますよ♪
今年もよろしくお願いいたします。


Vol.688 2025年最も売れたもの

2026年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
昨年は本当に多くのお客様にお世話になり心より感謝申し上げる次第です。

本年も温かく見守っていただけると幸いです。

ここ北陸では元日より雪が降り続き厳しい寒さとなっております。
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか?そして素敵なお正月をお迎えできたでしょうか。

新年となり大きく変わることはありませんが、今年も素敵な作品をお届けできたらと思います。
昨年は新しいシリーズや力を注ぐことができなかったシリーズも多くありましたが、そういった意味でも今年は色んな角度から様々な作品を紹介できたらと思います。

取り扱ってみたいブランドや作品が本当に多くありますが、今年は1点でも多く紹介できるよう頑張りますね。
そして新しい知識や新しい発見を共にできたらいいなと思います。

地道にコツコツと皆様と歩んでいけたらと思っています。
どうぞ、2026年もよろしくお願い申し上げます。


Vol. 687 2026年のご挨拶

ページトップへ